総合カタログ2018
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他に試したい疾患はありますか腰などの深いところの筋肉や、ぎっくり腰の腰椎の椎間関節ですね。椎間関節は注射で治療もできるんですけど、それをショックマスターでできるようになれば、手間が省けますし患者さんにもいいと思います。やってみないと分かりませんが、刺激が届けば可能性はあると思っています。もともとステロイドとか注射を極力減らしたいと思っていて、それで物理療法機器を探しているっていうのもありますからショックマスターは期待に応えてくれていると思いますよ。ショックマスターのよさはどこだとお考えですか鎮痛効果と、その即効性ですね。痛みが取れれば、患者さんはいつもどおりのパフォーマンスができます。ばね指の患者さんも痛みがなければ、仕事はできますよね。当院はショックマスターに限らず、患者さんに合わない、効果がない治療はすぐに使用中止にしますが、ショックマスターが合わない患者さんは今のところほとんどいません。治療を途中で止めて、フェードアウトしてしまう患者さんがほとんどいないのも特徴ですね。瑞江整形外科/東京都江戸川区ショックマスター導入を決めた理由を教えてください女子駅伝チームをみていた頃があり、多くの選手が足底腱膜炎やアキレス腱炎に悩まされていました。トレーナーや鍼灸師さんだけの力では改善が難しい症状ですが、その頃にはまだ高価で大型な衝撃波しかなく、昔からショックマスターのような治療器があれば導入したいと思っていました。ショックマスターが発売され、当院のリハビリからも鍼だとリスキーな深い部分の痛みを取りたいという要望や、PRPに代わる治療法を取り入れたいという考えもあって導入を決めました。高価ですが、価格以上に効果が感じられる機器。何回で採算が取れるか、と計算し始めると途方もありません。だけど患者さんにとって良いものであれば導入するべきだし採算を取ろうということは考えていません。だから私は選手たちに使う時も無償ですし、普通に通院される患者さんにも自費ではなくリハビリの物理療法の点数だけで運用しています。ショックマスターの効果はいかがですか最近、一番効果を感じたのは石灰沈着性腱板炎の患者さん。注射は嫌だとおっしゃったのでショックマスターを何回か使用すると、石灰が明らかに消失していって注射の必要がないくらいでした。あと筋肉系には効果はてきめんですね。他には足底腱膜炎、アキレス腱炎、外側上顆炎、内側上顆炎、石灰化した組織などに使っています。まだ結果としては分かりませんが上腕骨小頭離断性骨軟骨炎にも試したりしています。もちろんリハビリも一緒にやっているのでショックマスターだけでとは言えませんが効果は出ています。ショックマスターによる治療は痛みを感じますが、副反応を訴える方はいませんので安全性も高いと感じています。PRPに代わる治療法を取り入れたいという思いもあって導入しました。[ DATA ]酒井医療 納入機器ショックマスター、フィジオアクティブHV 他[ お話を伺った方 ]金 成道 先生・医学博士・日本整形外科学会認定整形外科専門医・日本整形外科学会認定スポーツ医・日本体育協会公認スポーツドクター・運動器リハビリテーション医・身体障害者指定医(肢体不自由の診断)・総合格闘技イベントRIZIN リングドクターUser Report Vol.6www.mizue-seikei.com医療法人社団 成煌会瑞江整形外科様19

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