2019-2020 総合カタログ
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今回の入浴装置導入の背景をお聞かせください。 2002年の開設当初よりユニット型個室を備え、入浴においてもマンツーマンのケアを重視してきた当施設。ショートステイの方を中心に希望入浴という形で、できる限りご利用者様の要望に沿った入浴を心掛けてきました。今回改修に至った経緯としては、これまで1階と2階に浴室(特別浴室・一般浴室)が1箇所ずつあり、1階は50名、2階は50名に加え、ショートステイのご利用者様の入浴に対応していたので、入浴時間が重なってしまうこともあり、時間調整に課題を抱えていました。改修のポイントを教えてください。ショートステイの方が利用する2階フロアの洗濯室(水飲み場)を改修し、ユニットバスを導入。施設内に新たな浴室を整備することで、これまでの課題であった入浴時間の調整がしやすくなり、個別の対応ができるようになりました。また、新たな浴室に導入した浴槽は、これまでの浴室で使用し「ユニバス」を導入することで、自力で歩くのが難しい方も入浴用車椅子に座ったまま入浴できるように。ゆとりある入浴時間を確保するために、洗濯室を浴室に改修しました。社会福祉法人とおの松寿会特別養護老人ホーム遠野長寿の郷[ 入所者数 ]入所定員 100名短期入所生活介護 定員 23名(ショートステイ)[ 酒井医療 納入機器 ]ユニバス[ お話を伺った方 ]施設長 菊池 浩之 様https://t-chouju.jp/sato/遠野長寿の郷/岩手県遠野市ていた仰臥位浴槽とは違い、座位で入浴できる「ユニバス」にしました。これまでとは違って、車椅子でも入浴できるため、より多くのケースに対応できるようになり、よりご利用者様への対応の向上に繋がっています。入浴用車椅子に座ったまま洗い場への移動も可能。User Report Vol.2AfterBeforeA162 2018.09FROntierふろンティアケアしやすい浴室作りのポイントがよくわかるこれからの介護施設に適した浴室環境の考え方とはSpecial Bath & Rehabilitation17

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