2020 総合カタログ
15/373

After● 入所者数 入所定員100名(短期・介護予防短期含む)通所リハビリ20名● 酒井医療 納入機器ユニバス施設の方針のひとつとして、自立支援を掲げている聖和苑。この考えから、ご利用者様が安全に入浴できる浴槽を選択できることが重要と考え、多様化するご利用者様の身体機能に対応できる浴室への改修を検討しました。これまで、入浴設備は、個浴、座位入浴装置、一般浴槽の3タイプしかありませんでしたが、ご利用者様の身体機能状況から考えると、座位入浴装置と個浴の間を補う浴槽が必要でした。そのため、現在使用していないシャワーバスが設置されている3階の浴室を改修し、幅広い入浴スタイルが選べる浴槽ユニバスを導入。それぞれの身体機能に応じた入浴が提供できるようになりました。ユニバスを設置しただけでなく、脱衣所には手すりとレストテーブルを、着衣スペースにも手すりを設けるなど、立位保持が不安定な方でも安心して着脱衣ができる工夫をプラス。3階にユニバスを設置することで、1階の座位入浴装置を使うことがなくなり、スタッフがフロア間を移動する負担と時間が削減できるようになりました。また、脱衣、洗身、入浴、着衣の場所をコーナー分けし、介助動線が重ならない設計にすることで、入浴サービス本来の時間を充実させることができるようになりました。シャワーカーテンを設け、脱衣する方と入浴する方のプライバシーにも配慮するなど、よりご利用者様に喜んでいただけるサービスが提供できる環境が整備されました。シャワーカーテンを設け脱衣所を新設。脱衣する方と入浴する方のプライバシーに配慮。ご利用者様の身体機能にあった入浴を実現。無駄な動線を解消することで ケアも充実。介護老人保健施設 聖和苑[大阪府大阪市]お話を伺った方: 介護福祉士 須藤起佐 様User Report VOL.1介護老人保健施設聖和苑シャワーバスBefore√幅広い身体状況への対応に向け、浴室の改修を検討。無駄な動線を排除することで、入浴サービス本来の時間も充実。ユニバスp.314FROntierふろンティアケアしやすい浴室作りのポイントがよくわかるこれからの介護施設に適した浴室環境の考え方とはSpecial Bath & Rehabilitationフロンティアに掲載中!14

元のページ  ../index.html#15

このブックを見る