2020 総合カタログ
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手たちも、しんどくて気持ち悪くなるような練習はわざわざ公開しないですから。いわゆる“カッコいい練習”に惑わされず、まずはもっと走り込みをした方がいいと思いますね」スプリンターの中には、本番前に行うルーティンを、それこそ「分単位」で決めているような選手もいるが、桐生選手の場合は、そうしたルーティンにもほとんど興味がないそうだ。「もともとそんなに神経質なタイプではないし、海外の大会に出場する時などは、移動中のロストバゲージというリスクもある。そうすると逆にルーティンを決めておく方が不安材料になると思っています。ほかに栄養とか睡眠についても自分は結構、無頓着な方で…。風呂は大好きなので、入浴剤の香りにはこだわりがあるのですが」と桐生選手は笑う。ただし、試合前のスイッチの入り方に関しては、後藤トレーナーが「長年、日本代表のトレーナーをしてきた自分から見ても、彼はトップクラス」と言うように、一瞬でオンとオフを切り替えることができるそうだ。「いわゆるゾーンに入る状態だと思うのですが、『ぎゅんっ』と一気にあがって研ぎ澄まされた感じになるんです。これまでにトップアスリートたちをたくさん見てきましたが、桐生の集中力は群を抜いてすごいと思いました―当社製品ユーザーのアスリートや、アスリートを支えるトレーナーへのインタビュー集。コンディショニングや製品の使用感などを掲載。VOL.1~4まで発刊中。アスリート導入事例集 Advance(アドバンス)奥深くに届く高電圧の電流を搭載した低周波治療器。フィジオ アクティブ HV 1974年5月23日生まれ。愛知県出身。GOTOHARI治療院 代表/はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師/日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー/日本オリンピック委員会強化スタッフトレーナー(陸上競技)2002年より陸上競技の日本代表チームに帯同。ロンドンオリンピックでは陸上競技選手団のチーフトレーナーを務める。2014年よりチーム桐生の専属トレーナーとなり、リオオリンピックリレー銀メダル、日本人初の9秒台など数々の偉業をサポート。後藤 勤 トレーナーUser Itemp.164全文はアスリート導入事例集『Advance』にて今春公開1つのプローブで浅部・深部・広範囲に、幅広く使える超音波治療器。フィジオ ソノp.176体組織内に深部熱を発生させるラジオ波温熱治療器。フィジオ ラジオスティム プロ p.17219

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