コンパストレーニングマシンZシリーズ・コンパクトシリーズ
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コンパスは、医療先進国ドイツの厳格な認証を取得し、高度な安全性を確保した日本で開発されたトレーニングマシンです。TÜV/ZAT認証について医療先進国のドイツでは、患者さんにとって安全かつ確かな効果があるように、トレーニングセラピーに使われるマシンに関して規格が厳しく定められています。例えば外来リハビリテーション施設協会(ZAT)で使うことのできるトレーニングマシンは、3つの法的根拠(「医療機器法MPG」「医療機器訓令集MDD」「DIN規格固定式トレーニングマシンのガイドライン(EN957-1、EN957-2)」)をもとにZATがバイオメカニクス的要件を定め、技術検査協会(TÜV)が検査を行い、これをクリアしなければ使用できません。この認証制度をTÜV/ZAT認証といいます。日本にはTÜV/ZAT認証のようなメディカルトレーニングマシンに関する基準・規格・法律が一切ありません。TÜV/ZAT認証を取得SAKAImedは当初、ドイツのProxomed(プロクソメッド)社からTÜV/ZAT認証コンパスマシンを日本に輸入していました。その後パワーリハの急速な普及が予想されたことから、Proxomed社とライセンス生産契約を結び、SAKAImed製造によるTÜV/ZAT認証取得マシン=Sシリーズを世に送り出しました。その後TÜV/ZAT認証はより厳しく改正され、改正後の新しい基準にも挑戦し合格した製品が、コンパスマシンです。日本の高齢者の方々に安全に使っていただけるよう開発された、世界的基準のトレーニングマシンです。マシンテストについて自立安定性、パーツごとのクリアランス、強度、各種カバーの装備などトレーニングマシンの機械的な安全性能が確認されたあと、ポジショニングや負荷などバイオメカニクス面での検査を受け、使用される方・指導される方・マシンの近くにいる方にとって安全なものだけが、皆様に提供されることとなります。■TÜV/ZATで求められるトレーニングマシンの条件パワーリハがトレーニングマシンを用いる理由パワーリハがトレーニングマシンを用いる理由は①安定した軌道により反復運動が容易であり、正常な動作や筋収縮の再学習に適していること②ウェイトプレートの動きや音による聴視覚刺激がリズミカルな運動獲得に適していること③利用者と指導者の体格・体重差や運動機能の制限を受けずに運動の提供が可能なこと④姿勢や負荷などの再現性が高く、指導者のスキルの違いによる影響が少ないこと⑤健康イメージのトレーニングマシンで高齢者の自己イメージ修正に好影響を与えることなどです。このような目的にかない、更に要介護者が安全に使用できるためには、一般的なフィットネス向けトレーニングマシンとは異なる性能が求められます。▲TÜV/ZAT認証のためには数百ページに及ぶレポートの提出が必要とされます。▲機械を使った強度検査の様子▲抵抗はレバーアームの長さに応じて変わります。そのため5cm刻みでトルク検定が行われ、トルク変化が急激なものは不合格となります。▲医師によるバイオメカニクス的観点からのチェックは、体型の異なる3名の被験者により動作解析装置を用いて行われます。コンパストレーニングマシンは、Proxomed社とSAKAImedの共同開発により生まれました。自立安定性外装について安全性のためのメカニズムロック機構ベルトコントロール、チェーン強 度機械的安全性関連の必要条件ポジショニング(軸)固定・安定性レバーアームの調節抵抗と角度調節適切な抵抗動きの制限フォースカーブポジション多様性機器の便利さ利用者の安心感バイオメカニクス的安全性の必要条件集積箇所Medical Park Bad Rodach2

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