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(8)関節可動域の測定および結果表記における注意点

①測定値は、基本肢位を0°として表記する。

例: 膝関節の可動域が屈曲位10°~110°の場合の表記方法

  • 膝関節可動域 屈曲10~110°
  • 膝関節可動域 屈曲:110° 伸展:-10°

②測定の際に、異なる測定法を用いる場合やその他関節可動域に影響を与える特記すべき事項がある場合は、測定値とともにその旨を併記する。

(例)

    • 自動的関節可動域を測定する場合:測定値を( )で囲んで表記するか、「自動」または「active」などと明記する。
    • 異なる肢位を用いて測定する場合:「背臥位」や「座位」のように具体的に肢位を明記する。
    • 多関節筋を緊張させた肢位を用いて測定する場合:測定値を< >で囲んで表記するか、「膝伸展位」など具体的に肢位を明記する。
    • 疼痛が測定値に影響を与える場合:「痛み」や「pain」などと明記する。

 

関節可動域を測定するうえでより正確な角度を測定するためには、ゴニオメーターの使い分けが必要であることは前述のとおりですが、特に肩関節や股関節のような大きな関節を測定する場合、東大型や神中式といったアームの長い関節角度計を用います。しかし持ち運びに不便であるという理由から、実際にはすべての関節をプラスチック角度計で測定するといった場面も多々見られます。

そうした中で酒井医療は、ポケットサイズであるにも関わらず、ほとんどの関節の関節可動域をより正確に測定することが可能となる、1台2役のプラスチックゴニオメーター(角度計Revo)を開発いたしました。
詳しくは、「商品ページ:角度計Revo」をご参照ください。