導入事例
四肢と体幹が連動したトレーニングが簡単にできる。
安全性も高く、高齢者も使いやすいマシンです。

千葉県船橋市

船橋整形外科クリニック 様

体幹をしっかりと固定しながら四肢と連動したトレーニングを行える

-CCライン【C(コア)C(サーキット)ライン】を導入したきっかけ、メリットは何ですか。
クリニックの受診者は高齢者が多く、疾患部位の単関節運動を行ってもなかなか治療効果に結びつかないので、限りなく全身運動に近いトレーニングを行いたいと考えていました。パフォーマンスレベルを上げるには体幹の強化が必要ですが、単純に体幹を鍛えても四肢の運動は連動してきません。体幹をしっかりと固定しながら四肢と体幹が連動したトレーニングを行うことが重要です。CC ラインはそれが簡単にできることが大きなメリットであり、導入したきっかけでもあります。膝や、肘、肩の疾患、あらゆる所のトレーニングに応用できると思います。

短い運動でも、ものすごく代謝が上がる

-CCラインの使用感はどうですか。
患者さんの声によると短い運動でも、ものすごく代謝が上がるようです。
CCラインは負荷が単一方向ではなく両方向での運動負荷となっているので反復時でも常に異なる運動になります。休む時間がなく30秒でも代謝が上がりますので2次的な効果も期待できるのではないでしょうか。
基本的には足底が接地するように行うのですが身長が低い方でもステップ台やタオルなどで補正できます。マシンの軌道が決まっており運動が単調なので高齢の方にも説明がしやすいです。
ケーブルやチュ-ブに比べると正しい方向の運動を誘導しやすいですし、トレーニングで怪我をする危険性も少ないと思います。

11種類のトレーニングを2セットで

-CC ラインを使用したトレーニングのプログラムを教えてください。
マシンの負荷はすべてレベル3(全6段階)で9種類のマシンを各30秒を行います。その他に「足踏み」「肩甲骨開閉運動」の2種目を取り入れていて合計11種類のトレーニングを2セット行ってもらいます。3 分のウォーミングアップと3 分のクールダウンを入れているので約30 分ぐらいになります。11 人が定員の1 クラスを1 日に8 クラス、1 時間ごとに行っています。短い時間で代謝があがると言いましたが、希望者には重篤な心疾患がないか、また、血圧のチェックなどリスクを必ず確認するようにしています。その上で運動負荷を検討し、CC ラインのトレーニングができると判断した対象者にリハビリプログラムの一環として行っています。

内部疾患を理解したうえで運動を進めていく基準を作るのが難しい

-実際に行って難しかった事はありますか。
一番は運動器という整形外科疾患のみをターゲットにすると高齢者はなかなか当てはまらず内部疾患を理解したうえで運動を進めていく基準を作るのがやはり難しかったですね。ですが、短時間でも効果が得られるのでリスク管理はしやすいと思います。

「運動する自信の向上」、「ADLの向上」に効果

-CC ラインでのトレーニングを行った結果と今後の取組みについて教えてください。
このプログラムの参加者は50 代~80 代の延べ5,329 人で、6カ月間トレーニングを行った結果のアンケート調査では、「運動する自信の向上」、「ADLの向上」に効果がみえました。また、今まで運動をしてこなかった人は特に大きな変化があったという調査結果になりましたし、80代の参加者も自分のペースで運動できるプログラムによりQOL の向上がありました。
今後は、アンケートの主観的感覚ではなくパフォーマンステストや筋電図などをもちいて、身体能力の変化を検証したいと考えています。またハイパフォーマンスを求める方へのプログラムや、60代~70代の筋力低下が見られる参加者のプログラム内容を検討することで参加者の幅を拡げていき、整形外科だからこそできるCCラインのトレーニングを確立していきたいと思います。

お話を伺った方

医療法人社団紺整会 船橋整形外科病院
理学診療統括部 統括部長
理学療法士
日本体育協会公認アスレティックトレーナー
草木 雄二 先生 (写真 右)

医療法人社団紺整会 船橋整形外科病院
日本体育協会公認アスレティックトレーナー
金澤 佑亮 先生 (写真 左)

施設情報

施設名称 医療法人社団紺整会 船橋整形外科クリニック
所在地 千葉県船橋市飯山満町1-824
ホームページ http://www.fff.or.jp/seikei/

※事例紹介に掲載している取材記事、固有名詞、数値などの情報は取材時のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

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