導入事例
客観的評価や環境シミュレーションを活用したリハで競技復帰や在宅復帰を支援

東京都杉並区

社会医療法人河北医療財団 河北総合病院 様

質と効率を重視したリハビリテーションを限られたスペースで提供するために

-貴院の特徴とリハ室のリニューアルポイントを教えてください。
当院は東京都杉並区にある353床の二次救急病院です。創立から97年を迎える地域医療支援病院であり、救急をはじめ、総合病院として様々な疾患の方を受け入れています。月に5,000〜6,000件の入院リハと、約1,000件の外来リハを総勢40名のスタッフで実施しています。
2025年7月の病院移転リニューアルに伴い、リハビリテーション室を新しく設計しました。都内という立地上、リハ室のスペースが旧病院と比べてコンパクトになり、最低限の施設基準を満たすスペースしか確保できなかったため、コンパクトながらも効率的で質の高いリハビリテーションを提供できるよう、機器選定とレイアウトを徹底して検討しました。結果的にスタッフエリアとリハを行うエリアが非常に近く、連携が密にとれるレイアウトになった点は良かったと思います。

競技復帰を目標としたリハ提供に向け、高精度な筋力測定機器が必要不可欠だった

-機器を選定する上で、特に重視したポイントを教えてください。
外来リハでは、整形外科の患者が増えており、特にフットサルやサッカーといったスポーツで怪我をされる方が多く、ACLや半月板損傷などの手術直後から競技復帰に向けたリハの依頼が多くあります。こうした方の競技復帰をサポートする上で、膝伸展筋力を正確に測定できる機器は絶対に必要な軸として考えていました。
いくつかの機器を検討しましたが、最終的にバイオデックス システム4を採用しました。決め手は、検査精度の高さと、他施設での導入実績の多さです。多くの施設で使用されているため、学会発表などでデータを出した際に理解が得られやすい点は、私たちにとって大きなメリットでした。バイオデックス システム4をリハ室の軸として考えた結果、トータルで酒井医療に一任したことで、リハビリテーション室全体の機器に統一感を持たせることができ、さらに導入後のメンテナンスや運用における窓口が一元化されたことで、長期的な安心感に繋がったと感じています。

客観的な評価データや在宅に近い環境をリハに活用できるように

-その他導入した機器や導入後の活用状況について教えてください。
バイオデックス システム4は、ほぼ毎日測定依頼があり、相当な実施件数に上っています。今までの機器よりもかなり精度が高いので、スタッフも信頼して使っています。また、トレーニングマシンは移転前には導入していなかったのですが、今回提案いただき、初めて導入しました。負荷量が数値で明確に分かるトレーニングマシン プレクサーG5を使用するようになったことで、今までセラピストの感覚に頼っていたトレーニングの負荷量を、客観的なデータに基づき設定できるようになりました。
当院は急性期病院ですが、7割近くの方がご自宅に戻られます。約2週間という短い入院期間で在宅復帰を実現させるために、リハビリテーションが担う役割は大きいと感じています。
そのため、OTから希望のあった、ADLキッチンや昇降式洗面ユニットを導入し、ご自宅の環境にできるだけ近づけたADL訓練ができるようにしました。特にキッチンは、ご自宅に戻った時の環境を想定してトレーニングする上で非常に役立っています。患者ご自身も、慣れた環境に近い場所で訓練することで自信がつくという効果があります。
酒井医療には何度もヒアリングしていただき、機器の提案や、レイアウト図面の作成など、細かな対応をしていただきました。「このサイズだと入りません」「これだと通れなくなっちゃう」といった具体的なやり取りを通じて、なんとか必要なものが収まる形にすることができましたし、図面で実際の空間をイメージできたのは非常に助かりました。

復帰後のメンテナンスまでを見据えリハビリテーションの質をさらに追求

-今後のリハビリテーション部門の展望についてお聞かせください。
今後は、整形疾患やADL関連の領域において、リハビリテーションの質をさらに追求していきたいと考えています。特にスポーツリハにおいては、評価から競技復帰後のメンテナンスまでをトータルで支援できる体制をより一層強化したいです。スポーツのリハビリテーションの質を上げていくには、より負荷をコントロールしながらトレーニングができる機器などを充実させることも検討中です。今後もより専門的な機器を揃えることで、当院のリハビリテーション部門をさらに発展させていきたいと考えています。
酒井医療の皆さんには、バイオデックス システム4の基礎的な勉強会はしてもらいましたが、さらに、データの解析やトレーニングへの応用といったテーマの勉強会も開催してもらう予定です。また、OT向けにスプリント作製の勉強会も提案していただいたところです。こうした導入後のサポートは助かっていますし、今後も継続した情報提供を期待しています。

お話を伺った方

リハビリテーション科 科長  石毛 崇 先生

【資格】
理学療法士

施設情報

施設名称 河北総合病院
所在地 東京都杉並区阿佐谷北1-6-1
ホームページ https://hospital.kawakita.or.jp/index.html

※事例紹介に掲載している取材記事、固有名詞、数値などの情報は取材時のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

納入機器

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