導入事例
トップアスリートが受けている「攻めの治療」を一般の方にも
徒手・運動・物理療法の三位一体での治療を提供

東京都世田谷区

用賀整形外科クリニック 様

日々不調を抱えている一般の方にもパフォーマンス向上につながる治療を

-クリニック開設の背景と、治療のコンセプトを教えてください。
私の整形外科診療に対する考え方に最も大きな影響を与えているのは、プロサッカーチームでチームドクターをしていたときの経験です。スポーツの現場では、トップアスリートたちは病院に行くほどの大きな怪我をすることはめったにありません。ですが多くの選手が身体のどこかに痛みや張りといった不調を抱えています。少しでもよいコンディションで翌日の練習や試合に臨むために、トレーナーや理学療法士は彼らが訴える不調に対してその場で触診して評価し、ケアを施す。この一連の行為が、アスリートのパフォーマンス向上に直結しているのを目の当たりにしました。病院で日常的に行われていることは、スポーツの現場では役に立たないと実感したのです。
この経験から、「構造的な異常を見つけて手術で治す」という一般的なアプローチに不自然さを感じ、疑問を抱くようになりました。アスリートが受けているようなきめ細やかな医療を、慢性的な不調を抱える一般の方々にも提供したいと考えたことがクリニック開設の大きなきっかけとなっています。

理学療法士による徒手療法を中心に、物理・運動療法を組み合わせた治療を提供

-具体的な治療方針を教えてください。
我々が大切にしているのは、患者が治るのを待つのではなく、治療者側から積極的に治療しにいくという姿勢です。スポーツの世界では、選手たちは1日でも早い復帰を目指しており、こちらから攻めて治しにいく姿勢がなければ通用しません。
当院の柱はリハビリテーションであり、理学療法士たちがクリニックの主役だと考えています。彼らが最大限に力を発揮し、患者を治せる環境を作ることこそが、私の診療スタイルの一番の特徴です。私たちは、患者に「安静にしていなさい」とは言いません。極力運動することを促し、徒手療法と運動療法、そしてその効果を増強する物理療法を組み合わせた三位一体の治療を提供しています。

酒井医療の掲げる「攻めの治療」に共鳴、全面的に機器選定を依頼

-酒井医療の機器を採用いただいた理由を教えてください。
機器選定で最も重視したのは、理学療法士による徒手療法と運動療法の時間をいかに増やすか、という点です。1日の治療時間が限られる中、徒手だけでは時間がかかってしまう部分を、物理療法機器の活用により効率化できれば、理学療法士は、患者の姿勢評価や患部に触れる徒手療法の時間を増やせます。
そのため、機器は積極的に治しにいくアプローチに役立つものを選定しました。はじめはウォーターベッドなど受動的な治療が優先された提案を受けたのですが、何より自分がワクワクしませんでした。その後、酒井医療に声をかけた時に提案された「アクティブリハ」というコンセプトは、私の医療観と深く共鳴しました。彼らからは私がチームドクター時に実際に使っていた、あるいはそれ以上の機器をご提案いただき、私の目指す医療に近いと感じたので、全面的にリハ室づくりをお任せする形となりました。

超音波画像診断装置はドクターと理学療法士の共通言語として活用

-導入された酒井医療の機器は、どのように活用されていますか。
物理療法は、思っている以上に治療効果が高く、決して侮れない治療の柱となります。単に徒手療法を行うだけでなく、ラジオ波で温度を上げながら徒手でのリリースを同時に行うといったアプローチは、時間短縮にもつながります。また、干渉波治療器のフィジオ5Dは、張りやこりに即時的な効果が得られやすいと患者からの評判が非常に高く、「これだけ受けたい」という声があるほどです。
また、診断と治療の連携を深めるために、超音波画像診断装置(エコー)をリハビリテーション室にも設置しました。エコーは、私と理学療法士の共通の言語となり、コミュニケーションを取るのに非常に有効です。画像化することで、理学療法士も同じ絵を見て治療のゴールを目指せるため、治療の精度が高まります。患者も画像を見ながら自身の状態を理解できるため、リハビリテーションへのモチベーション向上にも役立っています。

治療ではなく、予防としてのリハビリテーションの可能性を広げる

理学療法士 水野敬太 先生(左)

-今後の展望についてお聞かせください。
今後は現在の治療を継続しながら、最終的には、患者自身が正しい姿勢や体の使い方を習得し、怪我を治すことだけではなく、次の怪我をしにくくなるような予防につながるリハビリテーションを提供することが目標です。患者に「自分の力で改善していく」という経験をしていただくことが最終的に予防につながると理学療法士の水野先生とも話しています。
リハビリテーションは、運動器の不調を全体的に減らし、国民全体の健康に寄与できる、「真の予防医療」だと確信しています。患者がずっと病院に通わなくても済むような世界を作るのが、このクリニックの次の課題であり、展望です。

お話を伺った方

院長 山口 徹 先生

【略歴】
平成11年 慶應義塾大学医学部医学科卒業、慶應義塾大学医学部整形外科学教室入局
平成12年 清水市立病院(静岡県)整形外科
平成13年 芳賀赤十字病院(栃木県)整形外科
平成14年 厚生連魚沼病院(新潟県)整形外科
平成16年 慶應義塾大学医学部微生物学・免疫学教室研究助手
平成18年 足利赤十字病院(栃木県)整形外科
平成21年 北里大学北里研究所病院(東京都)整形外科
平成23年 善衆会病院群馬スポーツ医学研究所(群馬県)
平成26年 八王子スポーツ整形外科(東京都)

施設情報

施設名称 用賀整形外科クリニック
所在地 東京都世田谷区用賀4丁目9-12 AStage用賀3階
ホームページ https://yoga-seikei.com/

※事例紹介に掲載している取材記事、固有名詞、数値などの情報は取材時のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

納入機器

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